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ペットと暮らす家づくりのポイント

ペットは大切な家族の一員です。せっかく家を建てるなら、人とペットがお互いに心地よく過ごせる家にしたいですよね。
では、ペットが心地よく過ごせる環境を整えるには、どのような工夫や配慮が必要なのでしょうか?
ペットと一緒に暮らすうえで知っておきたいポイントや、おすすめの間取りなど、ペットと暮らす家づくりのヒントをご紹介します。

ペットのために知っておきたいこと

人とペットがお互いに快適で心地よく過ごせる環境をつくるためには、その習性や行動をよく理解しておくことがとても重要です。性格や体質など、それぞれ違いはありますが、基本的には次のような特徴があります。

イヌのこと

  • お散歩や運動が大好きで、好奇心が旺盛
  • 人懐っこい反面、警戒心やなわばり意識が強い
  • 忠誠心が強く、寂しがり屋な部分も
  • 体温調節が苦手で、とくに暑さに弱い
  • 狭い場所や隙間などに居ると安心する

ネコのこと

  • 自由気ままでマイペース、単独行動を好む
  • 高いところや、狭い場所がお気に入り
  • 日向ぼっこが大好き、夜行性で昼間はほとんど寝ている
  • なわばり意識が強く、キレイ好き
  • 硬いものに爪をこすりつけ、頻繁に爪とぎをする

このような特徴を理解したうえで、ペットにとっても快適で安全な環境づくりをめざしましょう。
続いて、間取りや設備など、住まいに取り入れたい具体的なポイントをご紹介します。

取り入れたい間取りや工夫~イヌ編~

土間のある玄関

毎日のお散歩は、ストレス解消やリフレッシュ、健康維持のためなどに欠かせない日課です。飼い主にとっても適度な運動になるというメリットもある一方、準備や片付けが意外と面倒という声も。毎日のお散歩を快適に楽しめるよう、玄関まわりを工夫してみましょう。

  • 玄関土間を広めにとっておくと、リードの着け外しがしやすい
  • リードやお散歩バッグは、シューズクロークの一角などにまとめて置いておくと便利
  • 玄関ポーチ付近に足洗い場を設けると、お散歩帰りの動線がスムーズ
  • さらに、玄関から洗面室へつながる動線を確保すると手洗い&うがいもばっちり

見晴らし窓

好奇心が旺盛なワンちゃんは、動くものに興味を示す習性があります。目線に合った見晴らし窓を設置することで、外の様子を眺めて楽しく過ごすことができます。

  • 普段の行動に合わせて、動線上に設置するのがおすすめ
  • もしくは、玄関近くに設置すれば家族のお見送りやお出迎えをしてくれるかも!

回遊動線

回遊動線とは、家の中に行き止まりがなく、ぐるりと回ることができる動線のことです。家の中をスムーズに移動することができるため、人にとっても便利な人気の動線です。

  • 悪天候の日留守番中など、散歩に行けなくても室内を自由に動き回れる
  • 日常的に動き回れるので、運動不足の解消ストレス発散になる

取り入れたい間取りや工夫~ネコ編~

キャットウォーク・キャットステップ

ネコは警戒心が強く、安全で周りがよく見渡せる高いところを好みます。キャットウォークキャットステップを設けることで、安心してくつろげるスペースを確保することができるだけでなく、運動不足肥満になりがちな室内飼いの悩みも解消できます。

  • 登ったり下りたり、自由に動き回れるため運動不足やストレスの解消につながる
  • 吹き抜けの高さや、を利用したキャットウォークもおすすめ!
  • 段ボールや麻、デニム生地などを使ってカスタムすれば、爪とぎコーナーにも

ネコ用通路・ドア

自由気ままに行動できるよう、専用の通路や、ドアや壁の一部に専用の出入り口を設けるのがおすすめです。

  • 動線を確保することで自由に遊ぶことができ、ストレスフリーに過ごせる
  • あえて扉を設けず、壁に穴が開いた状態の「猫トンネル」もおすすめ
  • トンネルから顔を覗かせる姿が可愛らしく、枠の形をおうち型などにしてもアクセントになって◎

日向ぼっこできる窓辺

人と同じように、室内飼いの猫にとっても自然に触れる時間は大切です。ネコは昼寝をして体力を温存する習性があり、被毛についたダニや雑菌を紫外線で殺菌する目的も兼ねて、日当たりが良くぽかぽかと暖かい場所を好みます。

  • 出窓をつけると、奥行きがあるためネコが横になりやすい
  • 高い場所の窓なら、よりリラックスして安心できるスペースになる
  • 換気用ではなく、採光目的のためのFIX窓でもOK

ペットと暮らす家づくりのポイント

人とペットが共に快適に過ごせる環境をつくるためには、健康的な温熱環境や清潔な空気環境はもちろん、安全性ニオイにも配慮した空間づくりが大切です。

全館空調システム

ペットも、人と同じように暑さや寒さを感じています。留守にする間、空調を止めてしまうと、暑い夏や寒い冬はいのちの危険につながることもあります。常に家じゅうを快適な温度に保つ全館空調システムの家や、外気温に左右されにくい高気密・高断熱の家がおすすめです。

・全館空調システムの家は、個別のエアコンや暖房器具がなくても家じゅうを快適な温度・湿度に保つことができる

・部屋を閉め切らなくても快適な温度・湿度に保てるため、家の中を自由に動き回れるのもメリットのひとつ

・空気の流れや風通しも考慮した、高気密・高断熱の家がおすすめ

ソフトクローザー

ソフトクローザーは、ドアがゆっくりと閉まるよう工夫された装置です。小さな子どもや赤ちゃんのいるご家庭で導入されることが多く、ペットがいる家にもおすすめです。

  • ペットがドアに挟まれてしまう事故を防ぐことができる
  • 閉めた際の衝撃音や振動も防ぐことができ、リラックスして過ごせる

エコカラット

ペットは大切な家族の一員ですが、特有のニオイはどうしても気になってしまうものです。タイル状の壁材「エコカラット」は多孔質セラミックスとも呼ばれ、空気を吸放出する孔(あな)が湿気やニオイを吸着してくれる効果があります。

  • ニオイの四大悪臭成分と言われる、アンモニア(トイレ臭)、トリメチルアミン(生ゴミ臭)、硫化水素(タバコ臭)、メチルメルカプタン(ペット臭)も吸着する
  • ニオイ成分だけでなく有害物質も吸着・低減し、優れた空気洗浄力を発揮する
  • 珪藻土よりも優れた脱臭力を発揮する
  • さまざまなカラーや模様、質感が選べるため、リビングや玄関、ペットスペースの近くなど、ニオイが気になる場所でアクセントウォールとして使うのがおすすめ

ペットスペース

人間にも一人ひとりの個室が必要なように、ペットにもリラックスできる個別の空間を用意してあげることが理想的です。ペットのプライバシーも尊重し、お互いにとってストレスのない暮らしを叶えましょう。

  • ペットがしっかりと体を休められるよう、自分専用の“安心できる”空間を用意する
  • 居室から遠くへ離す必要はなく、家族の顔の見えるリビング付近に設けるのも◎
  • 快適な環境は種類や個体差によっても変わるため、設置場所や広さは個々のペットに合わせて設計する

人にもペットにもやさしい環境が自然とうまれる、棟匠の全館空調の家

夏の暑さや冬の寒さは、ペットにとっても健康の大敵です。高い断熱性と気密性をほこる棟匠の家は、家じゅうがいつも快適な温度と湿度に保たれる全館空調の家だから、ペットだけのお留守番も安心です。

ペットとの快適な暮らしを楽しんでいるOB施主様のお家も紹介された、こちらの施工実例もぜひご覧ください。

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