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寒い季節に大活躍!全館空調で冬を快適に

冬は寒くて当たり前とはいえ、日本の住宅は世界的に見ても室温の低い住宅が多いと言われています。みなさんも、冬場の廊下や脱衣室など、居室以外の空間は寒くても仕方のないことだと思っていませんか?

しかし、住宅内の寒さや温度差健康状態に及ぼす影響は大きく、仕方ないで済ませてしまうのは考えものです。

そこで今回は、健康や快適さの面で近年注目を集めている全館空調冬場の実力についてご紹介します。

18℃未満の室内は要注意

室温が低いと身体に負担がかかり、健康への影響が大きくなると言われています。さらに、18℃を下回るとさまざまな健康リスクが高まるとされ、WHO(世界保健機関)は寒さによる健康影響の観点から冬の室温を18℃以上とすることを強く推奨しています。

とくに高齢者や子どもに対しては注意が必要で、18℃以上の温度が必要となる場合もあります。

しかし、国土交通省が2019年に実施した調査によると、日本の一般的な住宅では冬の平均室温が寝室や廊下は約9割、リビングでも約4割の住宅で18℃に達していないことがわかりました。

ヒートショックへの対策もふくめ、寒さによる健康リスクを減らすためには家全体を均一に暖めて、温度差の少ない環境をつくることが大切です。

全館空調とは

家族の健康にやさしい温度差の少ない環境づくりに力を発揮するのが、全館空調システムです。これは家全体の空調を一括で管理できるシステムのことで、1台で「換気・空気清浄・冷暖房」など複数の役割を果たす優れもの。簡単に言うと、小屋裏などに大型の空調設備を設置し、家じゅうに張り巡らせた空気の通り道を通じて冷暖房や換気などの空調管理をおこなう仕組みです。

部屋ごとに設置するエアコンとは違って家全体の空調を一括で管理するため、玄関から廊下、脱衣室やトイレまでほぼ一定の温度に保つことができるのが大きな特長です。

冬場の全館空調のメリット

寒い冬にこそ全館空調をおすすめする理由は、なんと言っても家じゅうどこにいても暖かいこと。玄関ホールや廊下もほぼ同じ温度に保たれているため、家に入った瞬間からじんわりとした暖かさを感じることができます。

室温の低い場所に長く居続けると徐々に体力が奪われ、免疫機能が低下して健康に悪影響を及ぼす恐れもあるため、すべての空間が暖かいことはとても大切です。

また、温めた風を直接あてるエアコンやヒーターと違って、壁や床、家具などを伝って空間をやさしく暖める「輻射熱」を利用しているため、からだや自律神経への負担が少ないことも特長です。

さらに、ほかにも次のようなメリットがあります。

寒さへのストレスや悩みを解消できる

  • 朝起きて部屋を暖める必要がなく、「寒くて布団から出られない」という悩みもなくなる
  • 厚手の布団や毛布の重ね掛けをしなくても暖かい
  • 脱衣室も寒くないので、湯冷めやヒートショックの心配がない
  • エアコンやヒーターのように顔ばかり火照って足先が冷たいということがなく快適

家の中の空気を清潔に保つことができる

  • 多くの全館空調システムは「第1種換気」という方法で住まい全体の給気・排気も一括管理しているため、こまめに窓を開けなくても換気ができる
  • 換気システムに高性能フィルターを入れることで、室内をいつも清潔な空気環境に保つことができる
  • 汚れた空気だけでなく、結露やカビの原因となる湿気も排出してくれるため、家具や住宅そのものが傷む心配も減る

ヒートショックを防ぐ

冬場に、暖かい部屋から室温の低い脱衣所やトイレなどへ移動した際、急激な温度差によって血圧が大きく変動して起こる「ヒートショック」は住まいにおける重大な健康リスクとして知られています。

めまいやふらつき、ひどい場合は心筋梗塞や脳梗塞などを引き起こすこともあり、軽い失神でも転倒して頭を打つ、湯船で溺れてしまうなどの危険性もあるため家じゅうすべての空間で急激な温度差を避けることが大切です。

冬場以外のメリットについては、こちらの記事でご紹介しています。

冬場の全館空調のデメリット

多くのメリットがある一方、こんなデメリットや弱点もあります。

乾燥しやすい

  • 全館空調の家は冬がとくに乾燥しやすく、加湿器が必要
  • OB施主の中には、部屋干しや観葉植物を置くなどの方法で乾燥対策を工夫している方も
  • 実際に展示場で体感するほか、OB施主や担当者に話を聞いてみると良い

部屋ごとの温度調節が難しい

  • 家全体の温熱環境を一括で管理するため、部屋ごとの温度設定ができない
  • 家族に暑がりの人・寒がりの人がいる場合など、個別で温度調整をしたいケースには向かない

慣れるまでは温度設定が難しいことも

  • 個別のルームエアコンと違い、部屋の室温を一気に暖めることができない
  • 季節の変わり目や朝晩の寒暖差が厳しい日など、最初のうちは快適な設定温度を把握するのに手間取るケースが多いよう

冬場以外のデメリットについては、こちらの記事でご紹介しています。

寒さのストレスがない快適な暮らしをつくる、棟匠の住まい

棟匠では以前からこの全館空調を採用した住まいづくりを手がけてきましたが、コロナ禍を経て住空間における健康意識もより高まったことで全館空調システムは近年さらに注目を集めています。

家族の健康と快適な毎日をつくる全館空調の住まいについて、もっとくわしく知りたい方はどうぞお気軽にお問い合わせください。

また、棟匠の住まいの性能についてご紹介したこちらのページもぜひご覧ください。

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